第132章

「どんな悪夢?そんなに怖かったの!」望月琛は心配そうな表情で尋ねた。「今思い出しても泣いちゃうなんて!」

「夢で見たのは……」前田南は言いかけて首を振った。

「いいの、こんな不愉快なこと、もう話すのはやめておくわ。この人形を仕上げて店に焼き付けてもらって、先に遊園地に行きましょう。夜になったらまた取りに来ればいいわ」

あれはただの夢だったのかもしれない。

目の前の望月琛は、ククに対してとても忍耐強く、ククが何で遊びたいと言っても付き合ってくれる。

ククは心から楽しんで、帰るときには名残惜しそうに「まだ遊び足りないよ」と言った。

望月琛は溺愛するように彼女の小さな鼻先をつついた。

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